【Git】ローカルで利用する場合1

categories Git, IT関連 | Tags: , , | scot_exist | datetime 2011年1月6日 01:56 | コメントは受け付けていません。 | Save & Share

今回はGitをローカルで利用する上で、知っておきたいコマンドを簡単に紹介します。
各コマンドの詳細はまた後日

よく使うコマンド

コマンド名説明
git initGitでリポジトリを作成するコマンド。最初に実行する必要があります。
git add [filename] [...]Gitで管理するファイルをステージングに追加するコマンド。実質コミットはされない。
git commit実際にコミットする
git cloneリポジトリの複製を作成する
git diff前回のgit addからの変更点を表示する。
git statusステージされているファイルや、ステージされていないファイルなどを確認できる。
git logリポジトリのログを表示する
git show最後にコミットした内容を表示する
git resetコミットを取り消す
git revert コミット名コミットを取り消す(ログに残る)
git blame [filename]ファイルにたいして1行ずつ、どのコミットで記録されたかを表示する
git checkoutブランチの切り替えや、コミットされた状態に戻したりする
git branchブランチ情報の表示や作成を行う

実際にはもっとあるので、後日追加するかも…


余談(そんなのあるんだ程度で今はOK)

コマンド名説明
git gcリポジトリ内の最適化を行う。
git stash 保存名現在の作業ツリーの状態を一時的に退避させる。
git stash list一時的に退避させた作業ツリーの一覧を表示させる。
git stash pop一時的に退避させた作業ツリーを呼び出す。

大まかな流れ


Gitリポジトリを作成する

$ mkdir ~/workdir
$ cd ~/workdir
$ git init

この状態で、下記のようになっています。

$ ls -a
.  ..  .git

このようにGitリポジトリに必要なファイル類が「.git」ディレクトリに作成されます。


初回コミット

とりあえず、適当なファイルを作成します。

$ echo "test" > testfile

この状態で下記のコマンド実行すると

$ git status
# On branch master
#
# Initial commit
#
# Untracked files:
#   (use "git add <file>..." to include in what will be committed)
#
#       testfile

こんな感じで、「Untracked files」に作成した「testfile」が入っています。
ここで、

$ git add .

で、カレントディレクトリ配下のファイルをすべてインデックスに記録します。
このインデックスに記録する事を「ステージする」または「ステージング」と言います。
この状態で

$ git status
# On branch master
#
# Initial commit
#
# Changes to be committed:
#   (use "git rm --cached <file>..." to unstage)
#
#       new file:   testfile
#

今度は Changes to be committed に作成した「testfile」が入っています。
つまりコミットされる対象になった事を示しています。

この状態で問題なければコミットを行います。

$ git commit -m '初回コミットです。'
[master (root-commit) 6e591e1] 初回コミットです。
 1 files changed, 1 insertions(+), 0 deletions(-)
 create mode 100644 testfile

これでGitのローカルリポジトリへのコミットが完了しました。
今回は簡略化するために、コミット時のコメントを「-m」オプションで指定しましたが、
通常運用する場合、次のルールにしたがってログを記録していきましょう。
また、「-m」を省略すると、エディタが起動します。

要約
[空行]
詳細な説明

ログを見る

先ほど、初回コミットが完了しましたので、ログを確認してみましょう。


git log
$ git log
commit 6e591e10a296042a41228dbeae819e72c571d68b
Author: scot_exist <メアド>
Date:   Thu Jan 6 01:15:59 2011 +0900

    初回コミットです。

git show
$ git show
commit 6e591e10a296042a41228dbeae819e72c571d68b
Author: scot <scot@yukiten.com>
Date:   Thu Jan 6 01:15:59 2011 +0900

    初回コミットです。

diff --git a/testfile b/testfile
new file mode 100644
index 0000000..9daeafb
--- /dev/null
+++ b/testfile
@@ -0,0 +1 @@
+test

先ほどの「git log」の出力に加え、ファイルの変更点も表示されます。




Gitには、それぞれのコマンドに対して大量のサブオプションが存在します。
次回以降は、サブオプションを含めて少しずつ紹介していきます。



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